第28回夏季郷土学校 第2回在日済州人次世代韓国語講座及び歴史・文化体験事業開催

済州の文化・歴史を若い世代が学び、郷土愛を育むことを目的とした「第28回夏季郷土学校」が8月4日より済州特別自治道人材開発院にて、当協会からは参加学生2名のもと4泊5日の日程で開校された。

初日は日程の説明、入校式や記念撮影などを行い、親交の時間に充てました。

二日目は済州大学にて済州についての特別講義があり、在済州人センター及び済州の地、人、海をテーマにした常設展示場がある博物館の見学、済州伝統料理作りを体験し、

三日目は4・3平和公園の参拝、拒文岳探訪、渉池岬、アクアプラネット、城邑民俗村を観覧し、その後自由時間を過ごしました。

四日目はオルレ7コースの松岳山を探訪し、観徳亭、民族自然史博物館などを観覧し晩餐会に参加しました。

五日目は教育感想発表及びアンケートに記入し修了式の後、学生達に在外道民証の伝達があり解散しました。李大浩常任顧問、夫奉秋相談役と私髙隆博が引率しました。また同日より「第2回在日済州人次世代韓国語講座及び歴史・文化体験事業」が済州観光大学にて9泊10日の日程で行われた。こちらは中高生を対象にしたもので韓国語・済州歴史の授業、歴史文化体験として在日済州人センタ-見学、世界ジオパ-クと世界自然遺産を探訪し、乗馬・伝統料理作り・陶器作りなどの体験の他、萬丈窟・城山日出峰・正房滝・柱状節理などの景勝地の観光をしました。 私も実際にチャプチェ・トッポギ作りを見学しましたが、施設も広く設備も整っていて、また先生たちも大人数で指導していただき学生たちも真剣に取り組んでいました。食材の下拵えは参加人数分必要なため、担当の先生や大学生たちはとても苦労されたと思います。生活館に於いて滞在中の洗濯は男女別に人を手配し、前回評判の悪かったトイレや洗面などはきれいにリフォームされ、きめ細かく学生たちをフォローしていました。

当協会からの参加は昨年と変わらず4名で、済州道からは来年も引き続き行うので周知徹底して参加を募って欲しいとのことです。

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済州島を訪問し、五日という短い間ですがいろいろな出来事がありました。民族博物館や平和記念公園をはじめとする施設で文化や歴史を学び、コムンオルムや松岳山では済州島の自然を感じることが出来ました。友人との交流はもちろんのことですが、職員の方々をはじめとする様々な方にもよくしていただいたので不自由なく過ごすことが出来たので、歴史や文化、自然だけでなく、人々とのふれあいという意味でもとても充実した日々を送ることが出来ました。 こうした機会を頂いて訪問することはもちろん幸せですが、それとは別に個人でも何度も行きたいと思えるような素晴らしい場所でした。そのような場所で得られた経験を生かし、これから先の人生をもっと豊かなものにしたいと思います。

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