済州特別自治道教育庁が主催する「第一回在日同胞子女高校生招待済州文化体験事業」が去る7月31日より8月3日迄の4日間にわたり開催されました。済州道を故郷とする関東･関西の高校生13人が参加し、様々な体験をすることができました。事業初日から国際教育情報院のすばらしい施設を見学し、夜には済州特別自治道 梁 成彦教育監が参席のもと、歓迎晩餐会が開かれました。初日はオリエンタルホテルに宿泊し、二日目からはホームステイ家庭へ移動し、済州の文化を体験しました。ホームステイ先の済州道の学生達は、学生外交官として選抜された道内でも優秀な学生達でした。双方の学生達は言葉や文化の違いを肌で感じながらも生活を共にする事によって、親睦を深めていきました。
山房山、サングムブリ等の自然と科学高校や地元の納邑小学校等、多くの教育施設を見学しました。

中でも耽羅教育院では民族衣装に着替えたり、弓矢・民族楽器等の体験をしたり楽しいひと時を過ごしました。教育院院長との懇談会も開かれ済州道の歴史にふれるなどすばらしい体験となりました。帰りの空港で学生達は涙を流しながら別れを惜しみ、再会を誓っておりました。子供たちの民族意識が薄れていく中、是非、継続すべき事業であると思いました。